01
いま、何を追いかけている?NOW
── 研究室のページに「細胞は、隣の細胞の個性をどう見分けているのか」とありました。
そうなんです。同じ遺伝子を持った細胞たちが、なぜ違う役割を選び取れるのか。答えは細胞同士の「会話」にあると思っていて、いまはその会話を生きたまま盗み聞きする装置を作っています。秋に新しいレンズが届くので、正直、夏休みどころじゃない(笑)。
LIVE
「見えないものが見えた瞬間の、あの静かな興奮。あれのために研究をやっています」
02
失敗に拍手する研究室CULTURE
── 月に一度「失敗自慢」の会があるそうですね。
うまくいかなかった実験ほど拍手が大きいんです。変でしょう(笑)。でも、失敗を隠す文化からは何も生まれない。データに誠実であること、都合の悪い結果ほど面白がること。それだけは研究室の憲法にしています。
「で、細胞は何て言ってた?」── 学生への口癖。仮説より先に、観察を聞く。
03
ページを作ってみてWHY LABIN
── Labinでページを公開して、変化はありましたか。
一番驚いたのは、見学希望のメールの文面が変わったことです。以前は「研究室について教えてください」だったのが、いまは「『失敗自慢の会』の話を読んで来ました」って書いてある。入口の温度が違うんですよね。業績はresearchmapを見てもらえばいい。うちのページは、うちの空気を運ぶ係です。